「浜松手をつなぐ育成会」が行っている、タイトルの研修会の講師をしてきた。
僕に与えられたテーマは「障害者の就労支援の現状」。
今年で三年目になる。
この「ボランティアリーダー育成研修会」というもの、知的発達障がい児・者に対する接し方や、その障害及び福祉についての理解を深めてもらうなど、福祉ボランティアリーダーとしての知識と、技術を身に付けるとともに、青少年の社会参加の機会と活躍の場を提供し、心身ともに健康な青少年リーダーを育成する」という目的で今年で10回目となる研修とのこと。
詳しい内容はチラシ(最後にリンクがあります)を御覧頂ければと思うが、浜松市内の高校生、大学生、20名近くが参加していた。
今日も、朝の9時から夕方16時30分まで。
6月にスタートし、月1回、土曜日または日曜日を使って、計7回、12月まで行われる。
折角の休みにこうした講習に参加しようとする若者達は、皆、とても真っ直ぐな目をしている。
今年のテーマは「あたりまえ」ということに視点をおき、学生さん達がこれからどうやって仕事をみつけ、働いていくのか、ということを改めて考えてもらい、障がいのある人たちとどこが違うのか? ということを問いかける、というパターンで話しを進めた。
「若者には無限の可能性がある、ということは嘘です。皆さんは、一つ一つの可能性をつぶしていくんです。それが生きていく、ということです」
「今の学校を決めるときに、誰が決めました? 学校の先生ですか? 自分自身ですか?」
「どんな仕事につきたいです? 選択の幅があるんですね」
「これから先、バラ色の人生が待っていますか? いやいや、問題はきっと起きるでしょ?」
等々。
反応の良さに、思わず、かつての教え子達の姿がオーバーラップし、横道にそれてばっかりで、気がついたら、与えられた1時間30分はあっという間に終わってしまった。
最後に、「また、どこかで一緒に関わることができれば嬉しいです」と結んだ。
今の若者は……などど色々言われることもあるが、まだまだ捨てたモンじゃない。
次代を担うのは君たちだぞ! などついつい熱くなってしまった!
(お)