2022年の終わりに

今年も残すところ、後、数時間。
2008年にブログを公開するようになって、ほぼ、毎年、大晦日には静かに一人で、ブログを書くのが恒例になってしまった。
去年は、こんなことを書いていたんだと。

今年一年を一言で言うならば、「輪郭がはっきりしてきた」と言うようになった。
昨年からの国の大きな動きの中、ジョブコーチの在り方や養成研修について、実にたくさんの時間をかけて話をしてきたと思う。
また、法人としての在り方も、根本的に見直していかなければならないと考え、一定の方向性を出すことができた。

僕自身や、水野の年齢もある。
ジョブコーチを名乗るようになって、20年以上。未だに、「ジョブコーチ」であり続けている。

それでも、寄る年波には勝てない。
長時間現場に立ち続けていようものなら、腰が痛くなる。
パッと出された書類や、各種マニュアルの文字が小さくて見えないことも。

それなりの場数も踏んできたこととあわせて、企業の方だけではなく、福祉・教育・医療、若者サポートステーション、引きこもり……。実に多くの方達とのつながりが出てきた。
これは、単に会議で顔を知っている、というだけではなく、より現場での実践を通しての具体的な関わりが多くなってきたということだ。お互いが何が出来て、何ができないのか? それがはっきりさせないことには、支援は進んでいかない、ということだった。

それでも長年にわたって培ってきたものを、どのように残していくのか?
法人はどうしていくのか?
ようやく一つの方向が見えてきたように思う。

来年、と言っても後数時間。
令和6年には、色々な制度が動き出す。
そのためにも、来年一年間は、朧気に見えてきた輪郭を、はっきりとした形にし、そして、中身を形作っていく第一歩にしていきたい。

そして、自分自身のフェイドアウトをどうしていくのか?
時間は無尽蔵にあるわけではないから。
一年、一年をしっかりとしたものにしていきたい、そんな風に思うのだ。

2022年12月31日

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