朝一番で会社を訪ね、社長さんと工場長さんにお会いした。
改めて自分の立場と、今回お邪魔した理由をお伝えした。
最初、こちらも随分緊張していたが、それは、先方も一緒だったろう。
「どんなつもりで来たのか?」と…。
ここでも、やはり自分の置かれている立場の微妙さを思った。
最初に相談に乗ったときから、「自分の立場」がはっきりしないことに対する落ち着かない気持ちがついて回った。
一体、自分はどういう立場で会社に関わろうとしているのだろうか? と…。
「友人の紹介で相談に乗るようになりました」
「浜松市から委託されて、知的障害者の相談員もやっております」
「手をつなぐ育成会の理事として、就労支援に関わっております」
「NPO法人で、ジョブコーチとして就労・雇用の支援をしています」
どれもあまりしっくりとこないが、それでも関わりを持った以上はそんなことも言っていられなかった。
1時間ほど話をする中、社長さんも工場長さんも、決していい加減に関わってきたのではないことは十分に伝わってきた。
また、家庭との間に生まれている「ズレ」も十分、認識していることも。
そして、何よりも今回のことは、本人の問題以上に、、会社全体の存続に関わる問題に端を発していると言うこと。
「仕事がこないので、これだけ休みにしないといけないんです」
工場長さんが見せてくれた会社の稼働表。
来週から、また、9連休にしないといけない状態。
「家庭との話もなかなかうまく伝わらない所もあります。こうして間に入ってくれるところがあると助かります」と言ってくださった。
そして、養成研修が終わったら、本人の様子も見せていただきながら、改めて今後について相談に乗ることになった。
とりあえず、お互いが感情的になってどうしようもなくなる、ということは回避できそうな感触を得ることができた。
後は、研修が終わってからの話になる…。
(お)