昨夜は、育成会の主催で地区の民生委員との地区会が開かれた。
参加者は、地区の育成会の会員(母親ばかりだった)と地区の民生委員の方々と「知的障害者相談員」。総勢30名ほど。私は地区の「知的障害者相談員」という立場での出席。
自分の住んでいる地域にどんな人たちがいるのか、「災害時要支援者」はどれだけいるのか、などが個人情報保護法の下、ますますわからなくなっている中で、今回の懇談会が開かれた。
参加した育成会のお母さん達は、地元で学校に我が子を通わせることができず(浜松は「拠点校方式」をとっている)、地域との関わりがもてない不安や、悲しみ、民生委員への期待などを語った。
一方、私の息子。
今年20歳になり障害者年金を受給することになった息子は、小学校5年生から学校に行かなくなった。いや、行けなくなった。
小学校時代の思い出には良いことはほとんどなく、今でも口を突いて出てくるのは、他の友達からされた「イヤなこと」。
来年は成人式。地元の公民館で行われるが、出席する気持ちは息子には全くない。「地域」には、残酷な思い、しか息子にはないのだろう、と。
「地域の支援力」などと口にしている私。
自分の住んでいるこの場所、息子が暮らすこの地域と、自分自身どう向き合って行くというのだろうか…。
(お)