一人一人が壇上にあがって校長先生から卒業証書を手渡される18名の卒業生達。
その時添えられる一言一言…。
ステージの横にはビデオカメラが置かれ、ステージ横のスクリーンには、席からは見ることのできない一人一人の表情が映し出される。
それを見ているとわふっ、と胸が熱くなる。
一人一人の「これまで」を感じないではいられない。
保護者席のお父さん、お母さん達の思いも色々だろう。
ここまで大きくなってきた喜び。
それ以上に、この先の不安も…。
「卒業したら、子どもたちを地域に託しましょう。
そして、皆さんはその『託せる地域の一員』になっていきましょう」
そんなことを色々な研修で話をする。
今年度18名中、7名が一般企業に就職。
この先、働き続ける中、学校の守備範囲は終わり、それこそ、自分も含めた地域が責任をもって支えていかなくてはならない。
支えられる地域を作っていかなくてはならない!
そんな決意を新たにする日、それが僕にとっての「卒業式」の意味だと思う。