以前は気にもとめなかった、人事異動だったが、今年は随分と違った。
今回の異動で、いくらしょうがないと思っていても、それでも、もう1、2年一緒にやりたかったと思う人たちが異動してしまった。
一人は県の障害者支援局のAさん。
もう一人は、職業センターのBさん。
Aさんとは、この2年間、静岡県の「就労支援サポーター養成研修」を一緒に取り組んできた。
この「サポーター養成研修」は、全体研修を2日間、そして、県内を3地域に分けた地域研修を3日間実施する研修。
受講生にしてみれば、5日間の研修であるけれど、我々やAさんなどは、都合、11日間の「ロングラン研修」となる。
とにかくたくさん話をした。
研修の内容は勿論のこと、そこから派生する様々な話題…。
この2年間で、自立支援法の事をはじめ、静岡県の障害者福祉について教えてもらった。
「もう一年は…」とおっしゃっていただけに、僕も水野も正直、ショックだった。
この2年間で積み上げてきたものを、もう一歩前に進められることができると思っていただけに、残念でならない…。
もう一人、Bさんは、4月から東京へ転勤してしまう。
Bさんとは、くらしえん・しごとえんのジョブコーチ養成研修に、最初から講師をお願いし、Bさんも快く引き受けてくれた。
養成研修だけではなく、認定法人としての現場での支援もあり、これからより一層、理論面でも実践面でも一緒にできるのに、という所だった。
せめて、もう1年は一緒にやっていきたかった。
……結局は、今までようやく築き上げてきた信頼関係を、新しい担当者と1から作り直さないといけない大変さと、また、同じように立場の違いを超えて、一緒にやっていけるようになるだろうか、という不安が大きいのだと思う。
逆に、「自分がいなくなった後」のことをきちんと考えておかないといけないのだと。
季節や年度の変わり目はあっても、そんなことはおかまいなしに、それぞれの人生は、淡々と流れているのだから…。
昔の教え子達のことを思い返したりして、ちょっと感傷的になっていたりして…。
(^^ゞ