昨日から、ある事業所で、法人単独のジョブコーチ支援を開始しました。
「法人単独支援？ 何、それ？」というところでしょうが、簡単に言えば、くらしえん・しごとえんがジョブコーチ支援計画を立てて、くらしえん・しごとえんの１号ジョブコーチ２名（水野と鈴木）が、現場の支援に入るという形態のことを「法人単独支援」と言います。
勿論、国のジョブコーチ支援事業としての支援ですから、支援計画の承認や、職業評価、中間ケース会議、終了ケース会議への参加など、職業センターが関わった上での支援です。
静岡県においては、この法人単独支援は、まだまだ緒についたばかり、という感がありますが、これから先も、法人で計画を立てて支援に入っていくケースが増えていくと思います。
それこそ、「今すぐ」には企業就労にはつながらなくても、半年後、一年後、その先を見越した「支援」が可能になります。
現場支援＝ジョブコーチ、というイメージが広がってきている感がありますが、「現場」は、様々な問題、課題が錯綜する場所ではありますが、それが全てではありません。
「現場」にいたるまでの助走期間と、働き続けるためのナチュラルサポートの形成、そして「地域の支えの仕組み」の構築が一体になってこその「現場支援」です。
今、支援を始めたAさんも、就職して３年目になりました。
事業所からは更なるスキルアップと、新しい仕事に取り組むことが要求されています。
やや、マンネリ化の感が否めないところもあるAさんです。
就職当初には見えなかった課題。
丸々２年経ったからこそ、見えてきた課題。
一つ一つを整理して、この先、５年後、１０年後の姿を見つめて支援をしていきたいと思います。
