朝の9時30分から、夕方の5時過ぎまで、参加者は総勢55名。
折角の休みの日に、一日、研修に来る人たちがどう感じてくれるだろうか?
それが一番のプレッシャーとなって襲いかかってくる。
最後に参加者の方々からの感想を聞いて、ようやく少しはホッとすることができた。
「就労支援者スキルアップ研修」と銘打ってはいても、まだまだ新体系に移行していない作業所も多く、参加者全員が「一般就労」を目指しているわけではない。
それでも、この2年間、和歌山県の作業所分析をしてみて、結局のところは、「作業所」であろうと「一般企業」であろうと、「働く」という視点からみたら、共通するものがたくさんあるのだと、強く感じるようになった。
1~2時間の講師として呼ばれる場合と違い、各講座の中で、参加者の様子、反応を見ながら、少しずつ講義のポイントを修正していくことができる、こうした長丁場の研修の方が、大変ではあっても、有意義なものになるのでは…?と思ってしまう。
そして、講義をしながら、参加者の反応や意見・感想の中から、自分たちの新しい発見や、新しい「言葉」が生まれてくる時、「一番勉強させてもらっているのは自分たち」という思いを強くする。