新年早々、水野は2日から、僕は3日から、風邪で5日間ほど寝込んでしまっておりました。
何とか復活しましたが、1月13日から15日まで、和歌山県の作業所分析に行っておりました。
「ブログ更新されていないけれど、どうかしたの?」という心配の声もいただきましたが、ようやく元気を取り戻しました。
さて、今回の作業所分析は、和歌山市から高野山方面へ紀ノ川沿いに行ったところ。
今まであった二つの小規模作業所が合体して新しい社会福祉法人としてスタートして、まだ3年目という新しい事業所でした。
この2年間で和歌山の作業所分析に出かけるのは、かれこれ10回目になる。
「作業所分析って何をしているのですか?」などと聞かれることも多いが、2泊3日の時間で、利用者、職員とのヒアリングを行った後、一人一人の作業の様子をみながら、作業行程をはじめ、気がついたことなどをまとめる作業。
今回の「和福祉会」は、「就労移行支援」「就労継続B」「生活介護」の3つの事業をおこなっている。主な作業としては、「マドレーヌ」「ピザ」、下請け作業、さおり織り。
事前に「作業所分析シート」に基づき記入してもらったデータをもとに、まずは、事業所の職員の考え、思いに可能な限り近づけるようにしていく。その上にたって、「違和感」を感じる所を、少しずつ確認し、埋めていく。
この「違和感」が非常に大切で、この点を話し合うことが、結局の所、作業所への分析につながっていく。
たった二泊三日という短い時間であり、その間はかなりの集中力を必要とする。
その事業所の思い、考え方を踏まえた上で、ほんの少しでも役に立つことをアドバイスできるのだろうか? そこをいかにして見いだすことができるのか。
今回も訪問した初日に「色々と教えて下さい。どんどん取り入れていきたいですから」とおっしゃってくれた施設長さん。
あたたかく迎え入れてくれる職員の方々にますますプレッシャーはかかってくる。
最終日の帰る前に、とりあえずの報告を行って事業所を後にする。
この作業所分析も3月にもう一ヶ所実施したら、訪問した作業所を交えて、二年間のまとめを行うことになった。
我々の指摘したことは、どうだったのか?
少しは役に立ったのだろうか?
そんなことを思いながら、今、まとめを行っている。