静岡県障害者スポーツ協会は６月から12月にかけて毎月２回、障害者を対象にした軽スポーツ「みんなでスポーツ」を行っている。指導者は僕たち障害者スポーツ指導員。対象者は地域の特別支援学校の生徒や施設入所者など。
そして、今日、今年の「みんなでスポーツ」が最終回を迎えた。
今日の参加者は６名+見学者1名+姉妹2名+保護者5名の総勢14名。
ボッチャ、フライングディスク、バルバレー、ストラックアウト、ユニホック、車いすのスラローム等々、体育館をめいっぱい使って体を動かした。
障害も色々だし、年齢もバラバラ。それでも、時にはみんなで、時には自分の好きな種目という具合で、体育館の中は「食い散らかし」状態。 
← 彼は「K君」。自閉傾向がかなり強く、すぐに抱きついてくる。「イヤだ！」の言い方の加減も難しい。そんなK君とストラックアウトに挑戦。
「ここをねらおう！」という言葉が通じているのかどうなのかはよくわからなかった。それでも、こちらの指さす所を、彼なりに意識しているようだ。
うまく当たると、彼は得意げに手を上に挙げる。
一緒に参加したお母さんが「すごい！ 意識しているんだ！」と言った。
お母さんと一緒になって、喜ぶ僕。そんなちょっとした出来事に、何とも言えず、心がホカホカとなる。
今年は、仕事が忙しくなり、指導者として参加する回数がグッと減ってしまったことがとっても残念。
「来年もまた、一緒にスポーツしましょう！ 良いお年を！」そう言って、「みんなでスポーツ」は終わった。
来年もこの企画が継続することと、もう少し参加できる回数を増やすことができればと思う。
おまけ
今回の写真、iPhonで撮りました。「セピアのフィルター」をかけてみたら、なんか、ノスタルジックで良いと思いません？
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