全体研修が終わった。(^-^)
すぐに地域研修が始まるので、ホットする間もなく、気持ちを引き締めている。
今回のどの講義も素晴らしく、感激することばかりだった。話しの中で、封印していた心の傷を語って下さった方もいて、本当にジーンとした。
私は、研修で、「親の思い」という題で、障害をもった子供を育てていく過程の母親の気持ちを、お話させていただくことがある。
和歌山の研修で質問を受けた。
「 ”障害を持った我が子は受け入れても、障害そのものはきっと一生受け入れられないと思う。” そう言っていましたが、どういう事ですか?障害もひっくるめて我が子を受け入れているのではないのですか?」 ・・・と
うまく返事ができなかった。どう言ったらいいのか、ずっと答えを探していた。
今回の講義の中に答えがあった。
「障害を黙殺しているだけで、受容はできない。」「受容とは、障害を受け入れるのではなく、差別や偏見を引き受けていくことなんだ。」
それらの言葉が、私の心に落ちていった。
障害を持った子供を産んだ母親は、健常な子供と健常な子供を産めたはずの自分とその二つを喪失する。そして心の回復を、涙を流したり、くだをまいたりしながら時間をかけて行い、これが再生する為、生き返るための辛いけど必要な作業となる。でも人は強い。新しい価値を見出して再び立ち上がることができるのだから。
育成会でお母さん達と話しをすると、泣きながら子どもの事を話すお母さんがいる。私も通った道。じっくり聞きながら、私は心の中で呟く。
大丈夫、たくさん泣いて、そしたら前を見て進めるんだよ。(み)