2020年1月31日付けでくらしえん・しごとえんの副代表理事として関わってきた小林が退職した。そして2月1日からは彼の地元にある障害者就業・生活支援センター「ぼらんち」の職員として新たに仕事を始めた。

 2014年にそれまでの福祉施設からくらしえん・しごとえんに飛び込んできたが、小林との出会いは2007年に行った静岡県から委託を受けた就労支援者への研修だった。その後すぐに、職場適応援助者養成研修を受講した。
 以来、くらしえん・しごとえんの会員として養成研修の手伝いを始め、ずっと関わりを持ってきた。

 7年前に職員の募集をしたとき、その求人を見て彼から連絡が入った。
 中部地域に暮らしている小林から連絡が入るなどとは予想だにしていなかったが、これまでずっとくらしえん・しごとえんに関わってきた彼からの申し出はとても嬉しかった。
 一方、現実的な問題としては、ジョブコーチ支援の助成金だけでは、支援依頼が入り、フル稼働しても上限が決まっている。移行支援事業所なり、何らかの事業と連動なくして財政的に成り立たないことも明らかだった。

 静岡を中心とした中部エリアでのジョブコーチ支援も、特別支援学校をはじめ、少しずつではあるが着実に増えていき、地域との結びつきは強くなっていった。
 2015年の3月には静岡事務所も開設した。( http://kurasigoto.net/?p=535 )
 しかし事業の展開はうまくいかず、結局事務所も閉鎖することになった。
 そのような中、赤字を出し続けるわけにもいかず、また、小林自身の子どもの教育費など将来的な事もあり、今回、くらしえん・しごとえんから離れる、という結論になった。
 次はどうするのか? これまで培ってきたジョブコーチとしての経験を活かせる仕事は? となったとき、縁あって地元のナカポツの職員としての仕事が見つかったのだった。

 静岡県は就業・生活支援センターの主任職場定着支援担当者が未配置の県。
 静岡県のナカポツには、要件を満たす職員がいないからだと思うが、小林は十分その要件を満たしている。
 就業・生活支援センターの課題も山積しているが、是非とも今までの雇用現場での経験を生かしていってもらえたら、と思う。
 そして、ジョブコーチとナカポツとがどのように連携していったら、地域の障害者の雇用が広がっていくのか、を推し進めて行ってほしいと願う。

 職場適応援助者の助成金だけで、法人が成り立つものではない。
 しかし、職場適応援助者を軸にこの先もくらしえん・しごとえんは独立性、自立性を担保できるようにしていきたい。

 くらしえん・しごとえんも新しい段階に入ったのだと思う。