新型コロナウィルスによる非常事態。いろいろなところに大きな影響を与えていますが、私たち一人一人の行動が改めて問われているのだと思います。そのような中、学校も突然の休校となり教育現場は混乱を極めています。
 この対策の是非については、時間の流れの中で検証されることだと思いますが、今回の学校の休校に関して思い出したことが一つあります。
 それは今からおよそ30年前の1989年に国連で採択され1990年に発効した「子どもの権利条約」です。

 その一般原則の一つに「子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)」があります。「意見表明権」といわれるものです。
 今回の決定は「緊急事態」ということでの対処であり、結果的には同じ事になったかと思いますが、それでも「いきなり」ではあまりにも子どもや生徒たちのことがおきざりにされているのではないかと感じます。
「子どもたちは大人の決めたことに黙って従えば良いのだ」という発想につながっていきます。

 卒業式や終業式は他でもない、生徒たち自身のものであり、とても大きな出来事です。
 大変な状況であるからこそ、置き去りにされるのではなく、自分たちの問題として考えたり、自分たちの思いを語る機会は必要なのだと。

 2006年に採択され、2008年に発効した「障害者の権利に関する条約」。
 その時の運動のスローガンである「私たち抜きに、私たちのことを決めな いで(Nothing about us, without us)」という言葉と重なります。

 同時に、今の自分自身にドキッとしました。
「お前は傲慢になっていないか?」と……。
 そんなことを考えてしまいました。

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