2010年の終わりに

 この年末にきて、とても重たいパンチを何発も食らったような感じで、いささか精神的に余裕を失っていた感もあり、ブログやホームページの更新も滞っていました。

 大晦日。なんか書かなければと、思ってブログを読み返していたら、読みふけってしまい、時間をくってしまって……。(笑)
 一年前はこんな事、書いていたんだ!、と……。

 今年一年、色々な事がありましたが、多くの方々との出会いがありました。
 嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、腹が立ったこと、心をふるわせたこと……たくさんのことがありました。
 この一年、私たちに関わって下さった全ての方々に心からお礼を申し上げたい、そんな気持ちで2010年が終わろうとしていることは、何よりも嬉しいことだと思います。
 本当に、ありがとうございました。
 

 
 2010年……。今年は、くらしえん・しごとえんにとっては大きな転換期だったような気がします。
 以下、思いつくままに……

■ 昨年12月からのトライアル雇用に引き続き、高次脳機能障害の方を雇用
■ 第1号ジョブコーチとして、3人目のジョブコーチが加わる
 「ジョブコーチとして働く場所」へとくらしえん・しごとえんが大きく変わってきました。
 また、ジョブコーチ支援も法人単独支援や職業センターとのペア支援等、ケースに応じた支援形態、職業センターとの連携のあり方などの模索をしてきました。
 少しずつですが形が見えてきたような気もします……。

■ 第38回職業リハビリテーション学会にて「ジョブコーチ協同組合考」口頭発表
■ 第18回職業リハビリテーション研究発表会にて「福 祉から就労を支える人材」口頭発表
 ジョブコーチのあり方などを含め、「人材」ということを中心に二つの発表をしました。とても「研究発表」とは言えないものですが、職場適応援助者養成研修の実施機関として3年。
 課題を整理する意味でも、色々な意見をいただくためにも、現状を伝える事が必要かと思いました。

■ 平成21年度和歌山県から受託した「就労支援職員スキルアップ研修」(研修日程 PDF142KB)が第3号研修(「障害者自立支援法に基づく指定障害福祉サービス等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準」の就労支援関係研修修了加算における「厚生労働大臣が定める研修」に該当する研修)として承認されました。(承認の証書 PDF:40KB)
■ 平成21年度静岡県から受託した「福祉施設職員スキルアップ研修」(研修日程 PDF:137KB)が厚生労働省の「工賃倍増5カ年計画支援事業」の「事業所職員の人材育成(生産活動への企業的手法の導入)のための研修事例として紹介紹介されました。

 福祉施設職員への研修も、より具体的に、より実践的なものを、ということで色々と考えてきました。まだまだ手探り状態なところがたくさんありますが、こうして紹介されたり、3号研修として認めていただいたことは、とても嬉しく思います。よりよい研修を目指します。

■ 特別支援学校とのつながり
 有志の先生達と「就労支援の勉強会」を始めました。学校の先生方もこちらも勤務が終わった後。就職するときではなく、在学中からのつながりを、ということで、作業学習の授業見学もさせてもらったり……、と。
 「助走期間をどのようにしていくか?」ということで、こちらも手探り状態ですが、動き始めました。

■ 理事の改選
 今年度は、理事の改選時期であり、特に松為先生をはじめ、職場適応援助者養成研修で講師として関わって下さっている方々に理事に加わっていただきました。様々な専門分野からの視点は深く鋭いものがあります。
 理事会のメンバーで、全国各地で研修ができます!(^^)

■ ジョブコーチ支援
 第1号ジョブコーチ支援としては、山あり谷あり。働き続けることの難しさを思います。
 自分たちの未熟さを何度も突きつけられましたし、それなりの経験を踏めば踏むほど、課題もよりたくさん見えてくるような気がしています。
 でも、だからといって決して悲観的になっているわけではありません。
「障がいのある人が働くこと」がもっともっと普通の事になっていくようにするために、自分たちができることを、確実に積み上げていくことです。そうすることによって、少しずつではあっても、「先」は見えてくることを実感した一年でした。

 後、数時間で2010年が終わります。
 新しい年、2011年が始まります。

 今よりも、ほんの少しでいいから、
 より前に、より広く、よりやさしく、より厳しく……
 来年の今日、一年間を振り返っていられれば、と思います。

 2010年の終わりの日に……
 感謝を込めて。
  

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